実家の周りもそれなりにたくさんの桜に恵まれていたのだけれど、それはあくまで今思い返してみれば、ということであって、子ども当時はたいした感激も感慨もなかった。
子どもの頃というのは、1日1日自分自身が成長する。昨日の自分と今日の自分は同じではない。
1週間前までが「最近」、1年前は「昔」、5年以上前なら「大昔」。
ひるがえって大人はといえば、3年前までなら「最近」、10年前あたりまでは「ちょっと前」、10数年以上前、自分が子供の頃でやっと「昔」…といった具合。
そう、大人になると自分自身に変化がほとんどない。昨日の自分も1年前の自分も、たいして変わりない。だから周りのものに変化を求めるのであろう。やれ桜が咲いた、やれ紅葉だのと大騒ぎ。
子どもの頃は、自分自身の変化や成長でせいいっぱい。周りの変化は二の次だった。季節の変化で物思いにふけるなんて、まずなかったよなぁ…。
こんなふうに、なんだか大人になってしまったナァ、と認識したのは、30歳を過ぎた頃からかな。
・・・なーんて分かったふうな口をきいているが、実際まだまだ若輩者です。先は長い。(100歳まで生きる予定だから(笑))
せめて2~3年ごとに自分自身に変化を感じられるように生きたいもんです。
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