ホテルからすぐの常磐桟橋から出航。
月曜午前中ながら、定員140名の船がほぼ満員。さすが世界遺産。
観光ツアーは複数社あるが、今回は「軍艦島コンシェルジュ」というツアー会社の周遊+上陸プランにお世話になった。
船内でDVDを観たり、湾内の施設の説明をガイドさんから受けつつ進む。
軍艦島の本来の名前は端島という。
島の一部に見学用の広場や通路が整備されており、上陸して歩けるのはそこだけ。
建物が立て込んでいるところには足を踏み入れることができない。
とにかく日に日に荒廃が進んでおり、岸壁も一部崩れかけているところもあるらしい。
女神桟橋をくぐって、外海へ。
外にでても、巨大な造船施設がたくさん。レッドダイヤモンドの威光をヒシヒシと感じる地域だわ・・・。
不勉強で知らなかったのだけど、端島(軍艦島)に限らず、このあたりはかつて炭鉱の島が多く、この日のガイドさんもそんなところで育った方だった。
元は炭鉱島で(そしてもっと昔はキリスト教が多かった所。白い教会が見える)今はリゾート島の伊王島に寄り、お客さんを拾ってから30分くらいかな、姿が見えてきた。
じゃん!
ここからぐるりと周囲をめぐる。
岸壁で一箇所、おっちゃん(多分)が座って釣りをしていたのが見えたのだけど、あの方はどなただったんだろう・・・。
ガイドさんに聴けばよかったのだが、その後上陸で興奮して忘れてた(笑)。
似たような写真がつづくのでご容赦を。
写真で見るとなんてことないかもしれないが、肉眼で見るとやっぱりテンションがアガる。
ジオラマみたいだ、というのは本末転倒なのだが、ジオラマくらいでしかこういうものを知らないからしょうがない。
実際に、パンフにある写真と比べて腐食・破壊が進んでいるところもよく見えた。
一箇所だけある桟橋に横付けして、いよいよ上陸。
上空をトンビがずっと飛んでいた。
見学広場は3箇所、それぞれ通路でつながっていてガイドさんの指示で歩く。
当時の写真を交えつつ、どれが何の跡の解説かが聴けて、おもしろかった。
たしかに遠目に見ても、この建物の中には入るのはちょっとムリだわ、と思った。
正味40分くらいだったかな。名残惜しみつつ、去る。
常に海風にさらされて、台風が直撃することも多い場所。大きな地震があったらひとたまりもなさそう。
気になってる方は早めに行かれることをおすすめします。
この空気はその場でないと味わえない。
つづく
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